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18歳になるあなたへ。あなたの一票が未来を変える

政治

「一人じゃ何も変えられない。でも、一人からしか始まらない。」

  • 18歳になるあなたへ。あなたの一票が未来を変える!選挙って、実は超大事な理由。
  • そもそも選挙って何?あなたの周りにある3つの「議会」
  • 国会の決定が、じぶんの生活に直結している3つの理由
  • 都道府県議会の決定は、高校生活の「リアル」に影響する!
  • 一番身近!市町村議会が決める「毎日のこと」
  • 投票に行くと、どんないいことがあるの?(メリット)
  • じゃあ、投票に行かないとどうなる?(デメリット)

18歳になるあなたへ。その一票が未来を変える!選挙って、実は超大事な理由。

18歳になると、できることがたくさん増えます。その中でも、特に大切で、そして意義ある権利が「選挙権」です。

「えー選挙?なんか難しそう…」「自分の一票で何かが変わるわけないじゃん」。そう思う気持ち、すごくよくわかります。政治のニュースは漢字だらけだし、自分たちの毎日とは関係ない遠い世界の話に聞こえますよね。

でも、もし「あなたが毎日使っているスマホの料金」や「将来もらうかもしれない奨学金」「いつも通る道の明るさ」が、実は選挙で決まっているとしたら、どうでしょう?

この記事では、今まで「よくわからない」で済ませていた選挙が、どれだけ自分の生活に直結しているか、そして、あなたが持つ「一票」という最強のカードをどうして使うべきなのか、できるだけわかりやすく解説していきます。この記事を読み終わる頃には、きっと選挙に行ってみたくなるはずです。

そもそも選挙って何?あなたの周りにある3つの「議会」

まず、基本のキから。日本には、私たちの生活に関わるルールを決める「議会」という話し合いの場所が、大きく分けて3つのレベルにあります。そして、その議会で話し合う「議員」を選ぶのが「選挙」です。

  1. 国会(こっかい):
    • 役割: 日本全体の大きな法律やルール、お金(予算)の使い方を決める場所です。テレビのニュースでよく見る「国会議事堂」で話し合いをしています。ここで決まったことは、日本全国に影響します。
  2. 都道府県議会(とどうふけんぎかい):
    • 役割: 東京都、大阪府、福岡県など、君が住んでいる「都道府県」のルール(条例)やお金の使い方を決める場所です。高校の制度など、もう少し身近で広いエリアに関わることを決めます。
  3. 市町村議会(しちょうそんぎかい):
    • 役割: 大阪市、さいたま市、あるいは〇〇町、△△村など、君が住んでいる「市町村」のルールやお金の使い方を決めるところ。一番身近な、日々の生活に直結するルールを決めます。

この3つの議会は、それぞれ違う役割を持っています。そして、それぞれの選挙で選ばれた議員たちが、私たちの代表として、暮らしを良くするための議論をしてくれているのです。

国会の決定が、君の生活に直結している3つの理由

「国会なんて、遠い世界の話でしょ。」と思っていませんか?実は、国会で決まることは、あなたの未来や毎日の「当たり前」の基準・ルールを決めています。

  1. スマホの料金やSNSのルール
    • 「スマホの通信料、もっと安くならないかな」。そう思ったことはありませんか?携帯電話会社間の競争を促して料金を下げやすくしたり、「実質0円」のような複雑な契約を禁止したりする法律は、国会で決められています。また、ネットでの誹謗中傷をなくすためのルール作りも、国会が議論しています。君が毎日使うスマートフォンの世界も、政治と無関係ではないのです。
  2. 大学の学費や奨学金制度
    • 高校を卒業したら、大学や専門学校に進学したいと考えている人も多いでしょう。その学費を支援する「給付型奨学金(返さなくていい奨学金)」を充実させたり、逆にお金を借りにくくしたりする制度を決めているのも国会です。国の予算で、教育にどれだけお金をかけるかが決まることで、君の将来の選択肢が広がったり、狭まったりする可能性があるのです。
  3. アルバイトの最低賃金
    • 「アルバイトの時給、もう少し上がらないかな」。これも国会が関わっています。法律で定められている「最低賃金」は、国が大きな方針を決め、それに基づいて各都道府県が具体的な金額を決定します。君が汗水たらして稼ぐお金の価値にも、政治は深く関わっているのです。

都道府県議会の決定は、高校生活の「リアル」に影響する!

国会より、もう少し身近な都道府県議会。ここでは、あなたの高校生活そのものに関わる決定がされています。

  1. 君が通う高校のルールや設備
    • 公立高校の校則の見直しについて議論したり、全ての生徒にタブレット端末を配備するための予算を決めたりするのは、都道府県の役割です。また、魅力的な高校を増やすために、新しい学科を設置したり、部活動の支援を強化したりすることもあります。「私たちの学校、もっとこうだったらいいのに…」という願いは、学校の先生たちよりも”都道府県議会に届けるべき声”であると言えます。
  2. 地域の大きなイベントや文化施設
    • 友達と遊びに行くような、地域の大きな公園や美術館、図書館の運営方針を決めているのも都道府県です。人気のアーティストを呼ぶ音楽フェスに補助金を出したり、図書館の開館時間を延長したり。あなたの休日の過ごし方にも、実は議会での決定が影響しています。
  3. 通学で使う電車やバスの未来
    • 毎朝乗っている電車やバス。利用者が少ない路線が廃止されずに続いているのは、都道府県が補助金を出しているからかもしれません。地域の交通網をどうやって維持し、便利にしていくか。これも都道府県議会で議論される大切なテーマです。運賃の値上げや、新しい駅の設置計画なども、あなたのおでかけ、通学に直接影響します。

一番身近!市町村議会が決める「毎日のこと」

そして、最も私たちの生活に密着しているのが市町村議会です。

  1. いつも使う公園や通学路の安全
    • 「公園のブランコが新しくなった!」「夜道が街灯で明るくなった」。こうした変化は、市町村議会が予算を認めて実現しています。通学路の安全対策としてガードレールを設置したり、危険な交差点にカーブミラーをつけたり。君の毎日の安全は、市町村の決定によって守られています。
  2. ゴミの分別ルールや収集日
    • 「このゴミ、何曜日に出せばいいんだっけ?」。家庭から出るゴミの収集方法や、リサイクルのルールを決めているのも市町村です。環境を守るために新しい分別方法が導入されたり、より便利な収集サービスが始まったりすることもあります。
  3. 「成人式」のあり方
    • 多くの市町村では、「成人式」などの式典を開いています。この式典をどんな内容にするか、いつ、どこで開催するかを決めているのも市町村です。あなたが主役になる人生の節目の大切なイベントも、地域の代表者たちの判断に委ねられているのです。

投票に行くと、どんないいことがあるの?(メリット)

ここまで読んで、少しだけ選挙が身近に感じられてきたでしょうか。では、実際に投票に行くと、どんないいことがあるのでしょう?

  • 君の世代の声が「見える」ようになる
    • 政治家は、投票してくれる人の声をよく聞きます。なぜなら、自分たちを選んでくれる人たちのために働きたいと思うからです。言い換えると、「政治家は自分が当選するため、自分を支持して投票してくれる人の声がなにより大事」だからです。(政治家は落選すると失職してただの人になってしまいます。)
    • だからこそ、若者の投票率が上がれば、「若者のための政策を考えないと、次の選挙で選んでもらえないぞ」と政治家が考えるようになります。君の一票は、政治家に若者の存在を意識させる力を持つのです。
  • 「どうせ変わらない」を「変えられるかも」に変える第一歩
    • 社会に対する不満や「もっとこうだったらいいのに」という願いを、ただ口にするだけでは何も変わりません。投票は、その思いを具体的な「一票」という形にして、社会を動かすための最初のアクションです。
  • 社会の仕組みを知り、視野が広がる
    • 選挙をきっかけに、自分の住む町や国のことを調べてみると、「へえ、こんな問題があったんだ」「こんな面白い取り組みをしている人がいるんだ」と新しい発見がたくさんあります。社会の仕組みを学ぶことは、あなた自身の世界を広げることに繋がります。

じゃあ、投票に行かないとどうなる?(デメリット)

逆に、投票に行かないと、どんなもったいないことが起きるのでしょうか。

  • 「声なき声」は届かない
    • 投票に行かないということは、「今の政治に特に意見はありません」「誰がやっても同じです」という意思表示と同じです。あなたが抱える悩みや願いは、政治の世界では「存在しないもの」として扱われてしまう可能性があります。
  • 君に不利益な決定がされるかもしれない
    • 日本の投票率は、高齢者層が非常に高く、若者層が低いのが現状です。すると、政治家は当然、投票率の高い高齢者向けの政策(年金や医療など)を優先しがちになります。その結果、将来の世代であるあなたたちの負担が増えたり、若者向けの支援が後回しにされたりする可能性があるのです。
  • 「若者は政治に興味がない」というレッテルを貼られる
    • 投票率の低さは、「今の若者は社会に関心がない」という、大人たちからの勝手なイメージを強化してしまいます。そんなことはないですよね?高校生だって、未来のこと、社会のことを考えています。もしくは、今まで気づかなかっただけです。ここまで読んで、仕組みに気づいた瞬間から、興味が湧いたでしょう?その思いを行動で示すことが、そのレッテルを剥がす一番の方法です。

最初の一歩を踏み出そう。未来は君の手に。

「でも、誰に投票したらいいかわからない…」。大丈夫、最初から完璧にできる人はいません。まずは、選挙が近付くと家に届く「選挙公報」を広げてみてください。候補者の顔写真と、それぞれの考え方(公約)が載っています。あるいは、候補者の名前でSNSを検索してみるのもいいでしょう。意外と、わかりやすく自分の考えを発信している人がたくさんいます。

友達と「どの人が良さそうかな?」と話してみるのも面白いかもしれません。

それでも迷ったら? 最悪、誰の名前も書かずに投票箱に入れる「白票」という選択肢もあります。白票は無効票にはなりますが、「投票所まで足を運んだ」という事実は、棄権とは全く違う重みを持ちます。

選挙は、未来を決めるための対話です。君が投じる一票は、決して無力ではありません。それは、君が望む未来へのリクエストであり、社会の一員としての責任であり、そして、君自身が持つ最強の権利なのです。

最後に、この言葉を贈ります。

「あなたがこの世で見たいと願う変化に、あなた自身がなりなさい。」

(マハトマ・ガンディー)

誰かが社会を良くしてくれるのを待つのではなく、君自身がその変化の第一歩を踏み出してみませんか。さあ、選挙に行って、君の声を、未来への希望を、その一票に託してみましょう。

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